女性の地位向上と社会進出の促進を目指すべく、国連によって1975年に制定されました。

性別や国籍、民族などに関係なく、女性たちが達成してきた功績を祝福し、また尊重しあえる社会を築いていくために、国際女性デーは重要な日です。

クラフトワインパークでは、1人でも多くの人に国際女性デーについて知ってもらい、考えてもらうきっかけを作りたいという思いから、ニュージーランドで活躍する女性醸造家であるジュリアン・ブローデン氏をご紹介させて頂きます。

ニュージーランド北島　ホークスベイ：コラボレーション・ワインズ　

醸造家　ジュリアン・ブローデン

コラボレーション・ワインズのワインメーカーであるジュリアン・ブローデン(Julianne Brogden) は女性醸造家であり、一児の母。

彼女のワイン醸造歴は23 年にものぼります。ワイン科学、葡萄栽培学の学位を有し、米国カリフォルニアのナパ・バレー、ニュージーランドの様々なワイナリーでワインづくりの仕事に携わってきました。

彼女の師であり旧友でもあるワインメーカーは彼女に、

「我々はみな非常に小規模から始めた。たった一樽からだ。あなたも同じようにしなさい。決して大きすぎる規模に成長させるんじゃない。それこそが我々が犯した最大の失敗だ。」と諭したそうです。

2010 年、わずか四樽から始めた彼女のオリジナルワインは、彼女のワイン哲学とワインへの情熱、そして彼女が学んできた全てを映し出しています。自社畑は持たず、ホークス・ベイにある特定の葡萄農家とコラボレーションしワインを醸し出す、まさにコラボレーションズ！

国際女性デーに寄せて、ジュリアンからのメッセージ！

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クリエイティブな働く女性、そして男性の皆さん！

日々のワイン作りをしながら、ワイナリー経営をし、そして母親として生きることは決して簡単ではなく、周りのサポートなしではできないことだと思います。

私は日々仕事に母親業に打ち込む姿を通じて、娘にインスピレーションを与えたいと思っています。

仕事に励み、夢を追いかければ、不可能なことはないと！

娘の言葉を借りると、

「わーい、今からママのワイナリーにいくのね！ママのワインのお薬だよね？」

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まだ幼い娘さんの目には、ワインづくりがお薬をつくっているようにみえるのでしょうか？

ジュリアンのメッセージ、そしてワインづくりに取り組む姿から、何か感じ取っていただけると幸いです。

国際女性デーを象徴する黄色をモチーフとするワインをご紹介

コラボレーション・ワインズのエチケットは実に印象的です。

同ワイナリーのワインエチケットは、全てジュリアンがナパ・バレー時代に部屋を借りていたという画家、アンジェラ・ティレル氏のオリジナルをベースとしています。

2019コラボレーション・ワインズ　アウルレント　ホークスベイ　シャルドネ

■タイプ：白（スティル）　　
■アルコール度数：13.6％　　
■品種：シャルドネ100%
果実味　：★★★☆☆
酸味　　：★☆☆☆☆
香り　：パイナップル、ブリオッシュのような甘さ