2019 ヨハネショフ・セラーズ ピノ・グリ|2019 Johanneshof Cellars Pinot Gris
¥4,620
■タイプ:白(スティル)
■アルコール度数:13.5%
■残糖度:8g/L
■残Sulfite 値:240mg/L
■品種:ピノ・グリ100%
果実味 :★★★★☆
酸味 :★★☆☆☆
香り :リンゴ、梨、メロン
穏やかでかつ、繊細さを感じるワイン。
白ワインながらコクのある口当たり、そしてしっかりとした味。
7年保管可能(未開封)で記念ワインとして利用してもよい。
肉じゃが、豚の生姜焼きなど和食や家庭料理との相性がよい。
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【ワインづくり】
手摘みで収穫。完全に除梗しタンク内で約 1 時間のコールドマセレーション。その後、ポンプを使わず高低差を使って圧搾タンクへ。空気圧圧搾し、皮・種を除き最低 3 日間、別ステンレスタンク内でジュースを寝かせる(5℃を保つ)。タンク内より上澄みの綺麗な葡萄ジュースのみポンプで抽出し別タンクへ移した後に培養酵母を用いて発酵。澱引き後に別タンクにて更に数か月熟成(非常に細かい粒子の澱はそのまま滞留させる)させて、最低限の濾過のみ実施。
【テイスティング】
色は明るい麦色。豊かな果実感を帯びて、直ぐに香るブーケは焼いたリンゴ、梨、メロン、スパイスを想起。新鮮で丸みを帯びたジューシーな味わい。フレッシュな酸味に支えられて、程よい果実味の凝縮感と絹のような舌触り。長期熟成には適さず、ヴィンテージ年から 3 〜 5 年内に飲み頃のピークを迎える。
1991 年に設立。NZ を代表するアロマワインと伝統方式スパークリングワイン(Methode Traditionnelle) の生産者。1977 年に開墾した、マールボロ初の急斜面葡萄畑、岩盤の山をダイナマイトで爆破して作った、NZ 初の天然ワインセラー でも有名。極力「手づくり」にこだわる。スティルワイン、スパークリングワイン、貴腐ワインの他に、グラッパやブランデーなどもつくる。
自社畑の名前はメイバーン・ヴィンヤード(Maybern Vineyard)。由来は醸造家、ウォレックの両親からとったもの( 母親 /May と父親 /Bernard)。コロミコ・ヴァレーに位置し( 小区域としてはあまり紹介されていない隠れた産地)、ピノ・ノワールを栽培。傾斜角度が30 度の急斜面。マールボロ地区で唯一、ケネプル海峡の土を含んでおり、片岩と鉄分を含んだ砂岩の岩盤をその土が覆っている。この特徴的な地質の土壌に、灌漑をせず、北西向きにすることで質の高い葡萄を育てている。
伝統的なワインアートと近代的な技術を合わせたワインづくりを目指す。基本理念は、葡萄の収量を非常に低くし、質と香りを高める。収穫は完全に手作業。人間による作業を最小限にし、葡萄へのストレスを軽減させ純粋で優しいワインの味を表現。
醸造家: エデル・エバーリング(Edel Everling)
ドイツのワイン名醸地ラインガウで生まれ、彼女の両親を含め5 世代にわたりワイン醸造に携わる一族で育った。幼少期にライン川のほとりにある急斜面につくられた畑で葡萄栽培を手伝っており、この頃の強い印象と経験が、後にウォレックが造った葡萄畑を介して二人を出会わせた。ドイツの大学で葡萄栽培学とワイン醸造学の学位取得。その後名だたるワイン研究所で働くことにより、ワイン科学者として世界中のワインの知識を修得。現ワイナリーの共同経営者兼醸造家。
醸造家: ウォレック・フォリー(Warwick Foley)
過去5 世代にわたり現ワイナリーがある場所で生まれ育った。10 代の頃、両親から自身の夢を追い続けることの大切さを学び、マールボロ地区で初めて急斜面に葡萄畑を作った。
1980 年代、ワイン醸造を学ぶため NZ 最初のワイン研究機関で就職し、現在の共同ワイナリー経営者であるエデルで出会う。彼女はドイツのバックグランドがあり、その繋がりでドイツのラインガウ及びバーデンの著名なワイナリーで5 年間働きワインづくりを学んだ。
ヨーロッパ各地のワインづくり、ワイン文化に深い敬意を表しており、彼のワインづくりにオールドワールドのワイン醸造学が深く影響を及ぼしている。 “ ワイン × 食 × 旅 ” のメディア / パレット・エクスポージャー(Palate Xposure) の編集局長であるイローナ・トンプソンは、ウォレックを以下のように評している。
“Foley’s winemaking philosophy is refreshing and remarkably real; quite genius in its simplicity: great wines are born as a result of great effort; greatness isn’t a given, it is earned.” (フォリー氏のワインづくりにおける哲学は“新鮮さ” と極めて“ 現実的” であるということ。ワインのシンプルさにおいては天才的である。偉大なワインは凄まじい努力によってもたらされる。偉大さは備わっているものではなく、獲得するものである。)